仙台三高吹奏楽部定期演奏会へ行ってきました

いやぁー面白かった!「面白い」というとちょっと語弊があるのかもしれませんが、とにかく楽しませてもらいました。演奏はもちろん、演出やパンフレットに至るまで本当に感動しました。
ここ数年、定期演奏会のパンフレットに協賛広告を載せてもらっているご縁で毎年招待状はいただいていたのですが、タイミングが合わず一度も行ったことがありませんでした。今年はちょうど開演1時間前にお客さんが途切れたので、「ごめんなさーい♩」と言いながら張り切って看板をしまい出かける支度を!
会場に着くと卒業したOB、OGの皆さんなのでしょう、パリッとスーツに身を包んだ方々が受付をされていました。後に聞いた話だと「卒業後2年は演奏会会場で後輩達のサポートをするのが伝統」なんだそうです。この話もちょっと熱いですよね!卒業後3年目からは一般のお客さん。むしろサポートしたくてもさせてもらえないと嘆く方もいるそうですよ。
空いている席につくと間も無く演奏スタート!二部構成で、一部はコンクールの課題曲などのクラシックステージ(というんでしょうか?)、そして第二部はまさかの劇と演奏!私は今回初めてこのような演奏会に行ったのですが、ずいぶんボリュームがあるんですね!みんなこの日のためにどんだけ練習したの(驚)豪華客船を舞台に繰り広げられる群像劇はとても見応えがありました。あれ、原作あるのかな?もしオリジナルストーリーだとしたら、高校生が考えたにしてはなかなかのドロドロっぷりの愛憎劇でした(笑)シーンごとにそれに合った曲が演奏されるのですが、このラインナップがまた楽しい。
第一部のクラシックとはガラッと変わって人気アニメの曲や洋楽のカバー、アレンジバージョンなど、吹奏楽がちょっと苦手という人でもついついリズムをとっちゃうくらい気楽に聴けるものばかり。演奏されていた方達の装いも、第一部で着用していたスーツを脱いでTシャツとデニムといったラフな等身大の姿に。
曲の途中でソロパートの方が次々舞台手前にきてマイクの前で演奏します。終わると観客から大きな拍手が。ソロ演奏を終えた方は拍手の中ていねいにお辞儀をしたり、安堵と緊張が入り混じった笑顔で渾身のポーズを決めたり。
もっ!ほんっと可愛い!!みんな優勝。
2時間超えのステージでしたが、とても楽しい気持ちで会場を出ました。パンフレットもね、パートごとにイラストを交えてメンバー紹介をしてくれてるんです。なんかこういうのほんと懐かしくてキュンってなっちゃいます(笑)始まる前は「きっと親目線で見るんだろうなー」なんて思っていたのですが、結果「あそこに混ざりてぇー!」って、完全に「あっち側」で見ていました。パーカッションのエリアたまらなかったです。大変そうだけどとっても楽しそうでした。
本当に行ってよかったです。三高吹奏楽部の皆さんありがとうございました!